七福神について
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恵比寿神〜七福神めぐり・神様その1、えべっさん〜
七福神の神様は、そのどれもがインド、中国を起源とする神様達です。しかし、その中にあって、唯一「純国産」の神様が「えべっさん」こと恵比寿神なのです。その恵比寿神は、イザナギ、イザナミの尊の大三子にあたる蛭子尊(ひるこのみこと)である、とされています。烏帽子を頭に、狩衣(かりぎぬ)を身につけ、右手には釣竿、左手にはタイ、という、なんとも忙しい格好をしています。タイを片手に、釣竿を片手じゃあ、ゆっくりできませんね。せっかくの正月も、お休みも、横にごろりと寝転がるのも不便です。
捨てられた恵比寿神
実はひるこ(水蛭)というのは、骨のない子、という意味らしく、三歳になっても生育が悪くて足が立たなかった蛭子尊を、イザナギ、イザナミの両神は船に乗せて流してしまいます。う〜ん、最近の親の育児放棄が新聞やテレビで取りざたされていますが、この日本の国を作ったとされる神様と比べたら、パチンコに興じる親の方がまだ健全・・・・・・。さて、気になるその後の運命ですが、恵比寿信仰の総本社である兵庫県西宮市の西宮神社に伝わる伝説では、蛭子は摂津の国近くの海岸に漂着、地元の漁師に拾われた後は大切に育てられ、その後夷三郎大明神、夷大神として祀られた、とのことです。は〜、一安心ですね。海に流された蛭子がそのまま漂流していたら、現在の七福神はなかったわけです。
海の神様、恵比寿さん
さて、そういったわけで、恵比寿神がそのあと海の神様として信仰されるようになりました。釣竿とタイを両手に持っている所からもわかりますね。元々は漁業の神であった恵比寿さんは、次第に福の神としての性質も帯びてきます。そうして、「夷・大黒」などといわれるように、「商売繁盛の神様」として信仰されるようになったのです。今現在でも、「商売繁盛でささもってこ〜い!」などといったフレーズでおなじみですね。しかし、どうして漁業の神が商売繁盛や農業豊作の神として扱われるようになったのかは謎の部分が多いようです。個人的には、タイを片手に、大漁、というイメージから、次第に豊漁、豊作、繁盛などのイメージが広がり、庶民の間に広まったのではないか、と思います。
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